高血圧症治療薬と減塩やコレステロールの低減の必要性

生活習慣病は現代社会において誰もが気に留めておかなければならない一連の病気であり、高血圧、脂質異常症、肥満、糖尿病がその中でも多様な生活習慣病や他の疾患につながるものとして死の四重奏として恐れられるべきものとなっています。生活習慣病は基本的な生活習慣の中に原因があって発症してしまう病気の総称であり、同じ原因で複数の病気にかかってしまうことも多いことから生活習慣病全体に対して予防を考えるということが健康な生活を行っていく上で重要な考え方となります。
高血圧は生活習慣病の中でも多くの人が該当してしまっていると推定されている病気です。高血圧症治療薬も多数開発されてきており、治る病気として考えられがちです。しかし、高血圧症治療薬は血圧を低下させて正常値に維持するためのものであって根本治療にはなりません。高血圧症治療薬を使うことで血管への負担を軽減することにより動脈硬化などの他の疾患になってしまうリスクを下げることができるだけなのです。そのため、高血圧においては高血圧症治療薬を使用して血圧を制御しながら、食事を中心とした生活の見直しを行うことが重要になります。
そのガイドラインに挙げられている重要項目が減塩と総コレステロールの低減です。塩分の過剰摂取が高血圧のリスクファクターであることは古くから知られており、減塩によってその摂取量を減らすというのは真っ先に行われる指導です。また、高血圧からは動脈硬化が生じやすく、そのリスクを高めるのが総コレステロール値が高い状態です。動脈硬化指数が低い場合にはリスクは低いとされていますが、総コレステロール値を下げるためにコレステロールが多い食品の摂取を減らすということが実際には指導されています。こういった減塩を中心とした食事療法が高血圧の治療と予防の基本となっています。